新型コロナウイルスの感染拡大により、国内外の感染者数が日々増加する中で、わたしたちの生活も、大きな変化を余儀なくされています。この病により、ご家族や親しい方を天に送られた方々や、今なお闘病中であられる方々に、力添えと慰めとがありますように心よりお祈りいたます。また、医療従事者や感染拡大防止のために第一線で働かれている方々の、無くてはならない働きが、これからも守られますようにお祈りいたします。
　既にこの状況が長く続いており、そのことが、社会経済やわたしたちの日常生活にも深刻な影響を及ぼし始めました。多くの方々が先への不安を覚える今日、わたしたちは、教会がどこに立ち、またどこと連帯するのかを、常に聖書に求め、そこから示されていくことを願っています。わたしたちが、置かれている現実を見つめる目を養われ、痛みをもって祈る心を与えられたいと思います。
　そしてこの状況の中にあっても、確かにわたしたちを根底から支え、導かれる神がおられることを、わたしたちは信じています。また、その希望を深く心に留めるために、わたしたちは礼拝を大切にしていきたいと願います。この社会の現実と共に歩み、そして共に希望を与えられることを信じ、皆さまと共に祈りを合わせていきたいと願います。